契約から竣工まで
マイホームの間取りなどが決定し、予算の確認などが済んだ所で契約に移ります。工事の依頼先と請負契約を結んだあとは確認申請に認可が下りるのを待ちましょう。確認申請とはこれから着工する建物が建築基準法などの法令に違反していないかなどを確認する重要な作業です。申請は一週間程度必要で、認可が下りるとその確認済み証が発行されます。その後は地盤の改良作業や地鎮祭、工事に着手するにあたっての近所周りを経て着工します。もし家を建てる土地にまだ他の建物が建っていた場合はこのタイミングで解体が始まります。解体する建物がある場合は工程をよく確認してみましょう。また地鎮祭もその土地の神様を鎮め、工事の無事を祈念する式なのでちゃんと執り行いましょう。 着工金を入金したら工事は始まります。その後も工事の立ち合いなどで確認などをしながら、建物登記のような法律に遵じた手続きを経て工事が終わるのを待ちます。契約からその土地に関わる諸事までが1~2か月、着工から工事の終わる竣工までが半年程度かかるのが一般的な家造りの流れとなります。契約を結び、地鎮祭を済ませた後には大まかな工程を教えてもらうことも出来るはずなので、マイホームを造るのにかかる期間や知っておくべき流れはその時点で把握できるでしょう。
契約を結び、依頼先が確認申請を出した後にはドアや窓などの変更は手数料がかかるので注意しましょう。インテリアの色や質感などは確認申請を行った後に詳細に決定することになるので、素材を見てから迷うということのないようにしっかりとイメージを固めておくのが必要です。窓からどのように光が差すか、どこにドアを付けるかという点のみでなく、壁の色やフローリングの質感、電球の明るさや色などを加味して、コーディネートを決めるのが重要です。
地鎮祭時には部屋の間取りの目印がその土地に建てられることになります。それ以降の変更はできないので、万が一大きな変更がある場合は地鎮祭前には話し合いをして、意思を固めておきましょう。近隣の住宅との位置関係や持っている車と併せて駐車場の広さを確認するなど、細部も見落とさず最終確認を怠らないようにしてください。
着工後も施主は工事が終わるのを待つだけではなく、何度も現場に足を運ぶことになります。基礎工事が終わった後は家の骨組みを造る木工事があり、それから屋根組みを行います。屋根組みが終わった際に執り行うのが上棟式です。それも済んだら様々な検査や外部・内部の工事を行い、それから電気や水道などの設備工事を行って竣工となります。竣工までには各種申請や登記などをしっかりと済ませておきましょう。
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